思い出の味”白菜の発酵漬け”|15YAの家ごはん(29)
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    今日は、我が家の白菜の発酵漬けを紹介します。
    この料理は、私の祖母の失敗と祖父のひとことから生まれた料理です。

    手先が器用でお針子さんをしていた祖母ですが
    料理は失敗ばかりしていたとか。
    そんな祖母がある冬、近所の人に教わって
    白菜を塩で漬け仕込みます。
    ところがあるとき、白菜桶から鼻をつくにおいがする。
    中をのぞいてみると、白菜は白い膜のようなものに覆われているので
    「またやっちゃったわ」とガッカリ。

    その姿を見ていた祖父が
    「火を入れたらなんとか食べられるだろ」とポツリ。

    祖父にそう言われては、祖母も捨てるわけにはいかなかったんでしょうね。
    今の私と同じように
    祖母も鼻をつまみたくなるようなこの白菜を台所で洗って、切り分け
    火を入れたのではないかと思います。

    皿にもりに盛り付けられた白菜からは
    湯気が立ちのぼりツンとするにおいが鼻をつきます。
    母も初めて食べたときは、「どんな味がするのかなぁ」とおそるおそるで
    ひとくち食べてみると、この酸味のなんともいえない美味しさに、ご飯がすすんだとか。

    この翌年から、祖母は「まあ、失敗しちゃったわ(笑)」と言っては
    白菜の発酵漬けを作ったそうです。

    今は、母姉妹はあえて白菜を発酵させて、この白菜の発酵漬けを作ります。
    私にとっては、幼い頃からの冬の定番料理で
    祖父母を思い出す、たいせつにしたい一品です。


    <材料>白菜、塩、唐辛子、月日
    *炒めるときに、お好みでかつお節、ゴマなどを加えてお楽しみください。

    <作り方>
    1、白菜を塩漬けする。(白菜、塩、唐辛子)
    2、一般的な白菜漬け、古漬けの美味しい頃をすぎて
    さらに発酵がすすむのを待ちます。
    *発酵がすすむとツーんと鼻をつくにおいがしてきます。
    また、白い膜のようなものに覆われます。
    3、腐っちゃったの?と思う頃、白菜を取り出して水で洗います。
    4、水をよくきり、食べやすい大きさに切り分けます。
    5、鍋にごま油をひいて、切り分けた白菜を炒め
    お好みで、かつお節、ゴマなどを合わせてザックリ炒めて完成です。

    白菜の発酵漬け
     
    | 15YA(ジュウゴヤ) | 15YAの家ごはん | 13:39 | - | - |